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シア 森林保全問題

​ロシア 極東連邦管区

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2007 / 02 / 21 ~
人の手によって急速に森林が破壊されています。

日本と日本海を隔てて隣に位置するロシアの豊かな森にはヒグマツキノワグマアムールヒョウシベリアトラが生息している。しかし、森林減少によって、アムールヒョウ103頭しか残っていない。​日本もこの森から得た木材を大量に輸入しているため、大きくこの現状に関わっているのだ。

世界の針葉樹林の半分以上が存在する極東ロシアの森林は、気候変動を緩和させる役割を担い、世界的に重要な生物多様性の面でも極めて重要なのだ。また、たくさんの世界最後の未開の森林地帯、広大な原生林原生自然地の生態系が存在している。しかし、シベリアおよび極東ロシアの各地方政府は、収入を得るために、環境面の配慮なしに天然資源の大規模な開発と輸出を行っている。新しい木材伐採プロジェクトは、採鉱と原油、天然ガスプロジェクト及びそれに伴う道路等のインフラの建設とともに、ロシアの世界的に重要な森林を分断し、破壊している。(「木材貿易と森林」から)

極東の森林はロシアのみならず日本にとっても重要な意味を持つ。単に商業的意味での木材の供給源としてではなく、たくさんの生命がはぐくまれ命が生まれてくる場所としても大きな役割を果たしているのだ。昨年、極東ロシアにて非常に大規模な森林火災があった。300 万ヘクタールもの森林が焼失の被害に合ったとされ、甚大な被害がもたらされている。出火原因の90%火の不始末管理の悪さなど人的原因によるものなのだ。森林火災は森林地域での失業無収入に結びついている。 こうした大規模な火災は、二酸化炭素の放出源となり、地球温暖化促進になりかねない不安要素となり、日本を含め世界にとっても決して見過ごせない状況となりうるのだ。また、極東ロシアの森林の豊かな生物多様性はロシアのみならず世界の遺産であると考えられる。極東ロシアの森林問題は、日本にも、非常に身近で重要な問題なのだ。より良い世界を構築するためにも協力しましょう。

ロシア 森林2.jpg
2007 / 02 / 21 ~
日本は関係がないと思ったら大間違いです。
Image by Kat Yukawa
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