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黒い水
2010 ~
半分以上の子供たちがきれいで安全な水を飲むことができていません

アフリカ南東部の島国のマダガスカル共和国は、子どもたちを取り巻く水と衛生状況が特に厳しい国だ。日本の約1.6倍の国土に1,968万人の人々が暮らしているが、人口の6割が1日1ドル以下で生活をする貧困を抱える国となっている。国全体で2人に1人しか安全な水を使うことができず、49%の子どもが慢性的な栄養不良の状態にある。その間接的な理由のひとつが、不衛生な水と衛生環境が起因する寄生虫病だ。清潔で安全な水やトイレなどの衛生設備へのアクセスは、農村部では特に低く、25,000ある公立小学校のうち、水や衛生の設備が政府の基準を満たす学校はわずか500あまりとなっている。そのような地域の人々は支援を必要としている。(「TAP PROJECT JAPAN」「Unicef」から)

ダガスカル 水質問題

マダガスカル

マダガスカルの地域の人々の水やといれへのアクセスは、時が経ち改善が進んでいても、水は5%、トイレは10%となっている。それ以外の人々は水やトイレを使用することができていないのだ。いくつかの学校にはこれまでもトイレがあるものの、汚い暗い、などの理由から、使用されていなかった。トイレのない学校では、校舎の周辺の草むらなどで子どもたちが用を足している。このような状況では衛生環境が悪く、体調不良の原因となってしまう。清潔で安全な水が飲めるようになっても、排泄物が適切に処理されなくては、衛生的な環境を得ることはできない。世界のみんなからの寄付もあり、トイレの数を増やすことができたが、トイレを使うことが意識づけされていない子供たちも多い現状の中、そんな子供たちにトイレを使うことの意識付けをしていくことが大切だ。(「TAP PROJECT JAPAN」から)

水質検査
2007 / 02 / 21 ~
5%の人しか水を使うことができていません
Image by Kat Yukawa
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