2019 / 08 ~
南スーダン難民に安心して生活できる環境を
2011年にスーダン共和国から独立し国家となった南スーダン共和国では、2013年から大統領と副大統領の間の政治的対立による紛争が続いている。2016年の闘争は特に激しくなり、多数の一般人が難民となった。現在230万人以上の人々が近隣の国々へ逃れ、そのうちウガンダには80万人以上の難民が流入している。公共施設が充実していないため、人が多く集まる学校や診療所でも、いまだに簡易的なトイレを使用せざるを得ない人々も多い現状となっている。そしていまだ多くの難民が住み慣れた土地へ戻ることができず、劣悪な環境での生活を余儀なくされている。また、水の問題もあり、現地の人々は遠くまで水くみに行ったり、やむを得ず不衛生な川などの水を利用したりしなくても、近くで安全な水が得られることを望んでいる。
(「Yahoo!ネット基金」から)
南スーダン 難民問題
南スーダン
南スーダンでは、食料を十分に食べられないどころか、安全な水さえ得られない状態が続き、栄養失調に陥る子どもが多くいる。また、トイレなど衛生面に考慮した施設もほとんどなく、不衛生な状態で生活しなければいけないことから、病気にかかる子どもも少なくない。それだけではなく、生活が困窮することで、子どもに対する搾取や虐待を行うことが問題となっている。紛争によって教育を受ける機会を奪われるどころか、安全に過ごせる環境すら危うくなっているのだ。
また、難民の問題に加えて、2019年の7月頃には南スーダンで豪雨が続き、32郡の約90万8,000人が影響を受けた。
豪雨による洪水が発生し、水源が汚染されたことから7万世帯の住まいが浸水被害にあっています。そして洪水による、マラリアへの高い感染率、水のアクセス不足や不衛生な環境を原因として、子どもの急性栄養不良のリスクも高まっている。(「gooddo」から)