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2011 / 03 ~
武力から逃げても平和な生活ができていません
2011年3月の紛争勃発以来、中東のシリアでは、国中のインフラが破壊され、安全を求めて国内外に避難する人々が後を絶たない。人道支援が必要な子どもの数は、シリア難民を受け入れている貧しい周辺諸国の子どもたちも合わせて、1,200万人を超えていることに加えて、23万人以上の5歳未満の子どもたちが急性栄養不良、およびそのリスクがある状態となっている。シリア国内で生まれた新生児は予防接種が必要とされているが半分の50%以上の子供たちは予防接種を受けられていない。また、210万人以上もの子供たちはこの紛争によって学ぶチャンスを奪われ、未来を閉ざされてしまったのだ。さらに、700万人が教育の機会を必要としている。(「Unicef」から)
シリアの危険にさらされる子供たち
シリア
罪のない子どもたちが、日々犠牲になっているが、こうした現状を逃れ、多くの人々が故郷を離れて険しい大地を何日も歩き続け、冷たい海を渡り、過酷な終わりが見つからない旅を続けている。その半数以上は18歳未満の子どもと女性。紛争は子どもたちから家族や友だち、生まれ育った家、楽しかった学校…、幸せな子ども時代を奪い去った。シリアから命がけで逃れた後も、受け入れ国が見つからず路上での生活を強いられたり、児童労働や密航業者から搾取を受けるなど多くの問題を抱えている。一人の子供はようやく避難所にたどり着くことができ、ずっと「おうちに帰りたい」と泣き続けているという。(「UNHCR」より)
2011 / 03 ~
家に帰ることも
できません
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